平成28年度の活動報告(3/3)「搾油~食育編」

平成28年度の食用ヒマワリ油事業のご報告。
種まき~開花編」と「咲き終わり~収穫編」に続いて、搾油から贈呈、給食として食育につなげていくまでをお伝えします。

富勢東小学校・柏ひがし幼稚園の皆さんと一緒に9月に収穫したヒマワリの種を合わせるとこの通り!
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赤い袋の中に種がぎっしり詰まっています!約60kgの種がとれました。
写真のように公園内の温室で乾燥させたのち、12月上旬に例年通りNPO法人バイオライフ(外部サイト)さんに
搾油をお願いしました。
お願いしたヒマワリの種はバイオライフさんにある下の写真のような搾油機で圧搾されます。
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搾油したばかりの油は(下左)の写真のようにまっ黒!
その後、和紙を使って濾過することで(下右)のように綺麗な黄色に仕上がります。
⑪搾油 (3) ⑪搾油-(4)
このような工程を経て、できた油がこちら!!
⑫瓶87本
今年度は200mlの瓶で87本の油ができました!

そして2月にはお披露目会♪
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富勢東小学校と柏ひがし幼稚園の皆さんに、それぞれ当園所長より油をお渡ししました。
富勢東小学校は、学校の栄養士の方からヒマワリ油の栄養や特徴等のお話をしていただきました。
皆で種から育てたヒマワリからできた油が、子ども達自身の体をつくる大事な栄養になるということが
わかってもらえたのではないかと思います。

その後、富勢東小学校では、3月13日(月)に、給食のメニューとして全校生徒に味わってもらいました!
(なんと公園職員もお招きいただき、栽培に関わった1~3年生と一緒に給食をいただきました)

給食の前には栄養士さんからの「もぐもぐメモ」を給食係さんが読み上げたり、
校内放送で食材ごとの栄養のアナウンスがあったりと、食育につながる工夫が見られました。
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様々な取り組みに、給食なんて何十年ぶりの職員一同はびっくり!
最近は日本各地の郷土料理を紹介する献立が出る時もあるそうです。

当日の献立は「スパゲティミートソース」「小魚」「スイートポテト」と「ひまわりドレッシングサラダ」!
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キャベツやニンジン、モヤシやタマネギ等の野菜がたっぷりのサラダにかけるドレッシングとして活用していただきました♪
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子ども達からは「さっぱりしてて美味しい!」「黄色くない」「土の味がする…かな?」など、様々な声がありました。
そしてどの学年もあっという間に完食して綺麗に片づけ、一目散に外へ遊びに出て行きました。
そんな元気な体をつくる源に、ヒマワリ油もなれたかな…?

種まきから美味しく食べるところまでを、子ども達と一緒に取り組ませていただき
公園としても、たくさんの気付きを得ることができました。
昨年の5月からスタートした今年度の食用ヒマワリ油事業もこれにてひと段落。
今年度の経験を活かして、来年度も更なる充実を目指し、取り組んでいきたいと思います!

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました!

これまでの活動は下の「食用ヒマワリ油づくり」のバナーからご覧いただけます↓