★日本庭園★冬らしい庭園がご覧いただけます♪
2018年1月10日(水)
日本庭園では昨年末に冬支度が済み、冬の風物詩をご覧いただくことができます。
本日は職員が松の「古葉取り(ふるはとり)」を行っていました。
色の変わった松の葉を落とすことで、見かけをよくするだけでなく
日照と風通しを良くする作業だそうです。
↑古葉取りで落とした葉
冬支度について
松の樹には、日本の晩秋の風物詩と言える「こも巻き」が施されています
松の幹に巻かれた「こも」は冬の寒さを防ぐ腹巻きのようにも見えますが、防寒用ではなく、
害虫を駆除するためのもので、江戸時代から続く伝統的な方法だそうです
松などの葉を食べる害虫、「マツカレハ」の幼虫(マツケムシ)は松などの葉を食べて成長し、
冬を越します。その時、虫も少しでも温かいところにいたい…ということで、
「こも」に潜り込みますそして、春先になったら「こも」をはずし、
マツカレハの幼虫ごと「こも」を焼却する、という仕組みだそうです
造園屋さんが、大きな松に長いはしごをかけ、剪定作業もされていました
そして、2本の松に「雪吊り」も施されました「雪吊り」とは、
冬季、木に雪が付着することで、樹木の枝が折れないように縄で枝を保持することを言います。
当園は雪の被害は大きくはありませんが、冬の風物詩として職員が毎年行っています。