『再生プロジェクト』により蘇ったハナショウブ!

水生植物園のハナショウブが見頃をむかえました! 

 今年のハナショウブの見頃は終わりました。たくさんのお客様にご来園いただき、ありがとうございました。 
あけぼの山公園には水生植物園があり、以前よりハナショウブが植えられていましたが、いつしかアシに覆われて花はほとんど見られなくなっていました。2015 年より、NPO法人ちば里山トラストの会員の皆さんがアシの除去などを行ってショウブ田の再生に取り組み始めました。以後、ハナショウブの株分け・移植、雑草の除去などの取り組みを根気よく続けています。その結果、ハナショウブの花は、年々数を増やしてきています。今年は多くのつぼみをつけており、今までで一番多くの開花が期待できそうです。
 水生植物園は立地的にも目立たない場所にあり、市民にもあまり知られていませんが、さくら山とつながっているので高低差があり、多種多様な樹々には里山を感じられます。水辺もあるので、カワセミやルリビタキ、コゲラなどの野鳥も多く訪れ、バードウォッチャーには密かに人気のある場所です。ハナショウブが、水生植物園をもっと多くの柏市民に知っていただくきっかけとなることを願っています。


        畝立ての様子           新しいハナショウブの移植

        除草作業             NPO法人ちば里山トラストさん

ハナショウブについて 

 株数、約1,200。色は紫・薄紫・紅紫・白など。種類数は不明で名称不明の品種が混在しています。

協力団体『NPO法人ちば里山トラスト』とは

 2004 年2 月に発足し、柏市大青田の森を拠点として里山の保全、整備、活用を行っている団体です。里山保全のための植林や調査研究、レクリエーションなどにも取り組んでおり、日本の原風景である里山を再生し、育て、活かすことを目指しています。